2017年 10月 08日
スウェーデンからスイスへの旅2 |
チューリッヒ行きの便に乗り、朝9時にストックホルムを発った。スイスインターナショナル機内では、すかさず軽食がふるまわれた。濃い目のコーヒーと、ブロッコリーのキッシュだった。
お昼前にはチューリッヒに到着。現地は晴れで穏やかな土曜日のお昼、僕は鉄道のチケットを買い求めて1Fの切符売り場に並んだ。ダボスまでの往復をファーストクラスで買って、すぐにチューリッヒ空港駅を出発した。インターシティーを乗り継いでLandquart駅まで行き、そこでローカル鉄道でDavos Platz駅まで行く。4時ごろ到着した。実はホテルはPlatzではなくDorf駅の方がやや近かったのだが、とりあえず終点なのでそこまで行った。途中湖畔を走り、雄大なスイスの景色をコーヒーを飲みながら楽しんだ。
ホテルに着いたら、気さくな娘さんが受付にいて、部屋の案内や登山用ケーブルカーのチケットの使い方(宿泊者にはタダで配られる)を教えてくれた。ホテルに荷物を置いて、Booking.comの写真通りの素晴らしい眺めの部屋であることを確認し、登山用ウェアに着替えて山歩きに出かけた。しかし時間はもう5時近く。とりあえず斜面を登っていく道が登山道だろうと思ってどんどん上る。ダボスの村が眼下に見える。美しい。イタリアミラノの方にはアルプスの白い峰が連なっている。ピッツベルニーナはあっちの方だなと思いながら眺めていたら、教会の鐘が夕方6時を告げた。登山は翌朝にすることにした。仕事で来ているので、自由時間を見つけるのは難しいが、翌日日曜日は午前中はフリーだからだ。
翌朝は5時から始まる朝食(食堂はスタバである)を10分前から開始し、チーズと生ハムだらけの朝食を摂った。僕はミルクが飲めないので、シリアルには豆乳をかけてもらった。
その週の土日はダボスではマウンテンバイクのレースを行っていて、登山用ケーブルカーのスケジュールが変更になっているらしく、駅で9時前に行ったときチラシをもらった。朝9時すぎには問題なさそうなので、再度行くとみな並んでいた。自転車の若者もいた。頂上は雪なのに。ケーブルカーを乗り継いで、Weissfluhgipfel山の手前の駅で降りた。そこから歩いて登ろうと思っていたからであるが、しばらく進んであきらめた。昨夜の雪がルートを見えなくしていたし、何かあったらいけないと判断したからだ。ここからはロープウェイなので、その乗り場に引き返した。ロープウェイはあっという間に山頂すぐ下の駅に着いた。気温はマイナス4℃で雪がざあざあ降っていた。しかし目の前にはレストランがある。まずは雪が止むまでそこでコーヒーでも飲もう。
http://www.restaurant-weissfluhgipfel.ch/
コーヒーはぬるかった。標高が2800m以上あるからだと思う。しかしフレンチフライは熱々だった。
外が明るくなってきたので、山頂に行こうとしたが、雪が深くて、レーダーのあるところまで行ってあきらめた。先ほどのケーブルカー駅までロープウェイでいっこ降りて、そこから走って下山することにした。日本から持ってきたトレッキングポールを伸ばして、グローブもはめて準備した。誰かが先に走り下りているのが見えたので、そのあとを行けば大丈夫。僕は慎重なのである。雪のトレイルランニングは初めてだったが快適だった。トレランシューズもゴアテックスの防水だったので問題なし。
ぐんぐん下って行った。しばらく下るともう雪はなく、普通の草の生えたトレイルになった。そこでドイツ人とスイス人の小学校の先生二人といっしょになった。道がわからなくなって僕が下りた方に彼女たちもついてきたのだ。聞くと北海道にこの夏行ったらしく、日本のことをいろいろ聞いてきた。僕もここのでおすすめを教えてと聞いたら、キルヒナー美術館があるからそこがいいですよって教えてくれた。
ホテルに戻るともう2時近くだった。シャワーを浴びて、着替え、街をぶらぶらと歩いてみた。キルヒナー美術館はすぐにあったので、とりあえず入ってみた。ドイツを代表する芸術家。彼の作品のいくつかがコンパクトだがデザインされた空間に展示してあった。ホテルに戻り、一応ちゃんとした格好に着替え、今日はいい一日だったなと思いながら、夕暮れの冷えた道を歩いてパーティー会場へと向かった。
by humanspider2006
| 2017-10-08 10:37
| くも日記
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