2017年 10月 30日
台風の雨の中のマラソンレース |
昨日、台風による雨の中開催された水戸黄門漫遊マラソンに僕は出た。
前回が第一回で、隣の街なので走ったら、PB更新できたので気をよくしてリピートしてみた。
しかしレースの前週からどうも天気が怪しいことがわかってきて、それがしかも台風のせいだというので、これはひょっとしてと思っていた。
ところが水戸市はがんばって開催することを決め、それなら濡れてやろうと気を吐いて走ったのである。
最初はこんなもん大したことないわ、と普段通りのペースで最初の10キロは淡々と走っていた。
しかし、折り返しのあるイオンモールのある陸橋を過ぎたあたりで脚が攣り始めた。どうも膝が雨で濡れて冷えてしまったせいみたいだ。足の指先もちょっと感覚がおかしい。
30-35キロあたりは千波湖の周回コースだが、ここもいつ勃発するかわからない脚の攣りをだましながら走っていたら38キロあたりでどーんと来てしまい、ストップしてしまった。
これはいかん!
沿道のボランティアの人がエアサロンパスを振りながらやってくるのが見えたが、手で大丈夫ですってやって、また走り出した。
40キロあたりのトンネルでも立ち止まったら、ボランティアの人が声をかけてくれた。そして大丈夫です、ありがとうって少々ゆがんだ表情で答えてラスト2キロを進んだ。
これまでのレースがあまりにも何もなかったのだけど、こういう過酷なコンディションでは自分が試される。僕はこの日は結局70点ぐらいの走りだったと思う。身体の冷えに対する耐性がない弱さが露呈してしまった。これまで夏のレースを頭に入れて、日中のランニングやサウナ12分以上といった練習で暑さには強くなっていたのに、寒さについてはまったく対策をとってこなったのだ。思わぬ課題が浮上したが、これも収穫と考えよう。
とにかく無事に走り終えて、そのあとに雨脚が強くなったのでほっとしつつ家路についた。まだまだ続々とランナー達はゴールし続けているのを横目に。
おそらく多くのランナー達がこの雨で何かを学んでレースを振り返っていることだろう。
最後にスタート前に増田明美さんがおっしゃっていた一言がよぎる。
「滝行だと思って濡れてください。」
まさに、僕の走る滝行が終わったのである。
by humanspider2006
| 2017-10-30 23:13
| くも日記
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