2020年 10月 31日
10月の終わり |
素晴らしい秋晴れの今朝はランニング出来ず、自転車になった。
痛い背中をかばいつつ、川沿いのオフロードを登っていくと、これまでたくさんいたサケたちの魚影が見えない。もう時期がすんでしまったのか。
上流の橋で折り返し、反対側の川岸沿いに降ってきたら、ずいぶん下流の穏やかな流れに20匹ほどの集団で群がっていた。
観察しているとサケの尻尾が白く傷んでいる理由がわかった。噛み合っているからだ。大きく曲がった口で噛みついている。その行為がオスがメスの産卵を誘発するためだったり、メスを独り占めしたいがために別のオスを追い払うためだったりするのだろう。
10月の終わり、穏やか日の光が注ぐ川面を揺らす魚の滑らかな波を目に焼き付けて、僕はその場から走り去った。
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by humanspider2006
| 2020-10-31 11:15
| くも日記
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